地球を救うエネルギーにもなり得るミドリムシ

今、ミドリムシを原料としたバイオ燃料に注目が集まっています。バイオ燃料と似た言葉に、バイオマス燃料、バイオエネルギーという言葉があり、まずこれについて説明していきます。

 

バイオマスとは、生物資源の量を表す言葉で、「再生可能であり、生物由来の有機性資源で化石燃料以外のもの」と定義され、主に専門家の間で使われています。

 

単純に言ってしまえば、地球上に存在するすべての動物と植物を合わせた生物の事です。生物学的には昆虫や動物もバイオマスの一部ですが、エネルギー資源を語る上では倫理的な問題からバイオマスから除外されています。また、石油、石炭、天然ガスなどの化石資源も再生が極めて困難、または極めて長い時間が必要なため、これらも除外されています。

 

このバイオマスを原料としたエネルギーの事をバイオエネルギーと呼びます。メジャーなものとしてはサトウキビを原料としたガソリン代替燃料などで、熱、電気、燃料の三つに大きく分けられます。バイオエネルギーは糖質やデンプン質を使用するものが多く、これらは食料としても利用できるものです。

 

世界中には食糧不足に悩む人がたくさんいるので、近年では食料品として利用できないセルロース系や藻類、ミドリムシを原料としたり、廃油や廃棄物を使用したバイオエネルギーを主力として研究しようという流れがあります。

 

ミドリムシから生成されるバイオ燃料は比較的比重が軽いため、バイオジェット燃料の原料として研究が進められています。ミドリムシを原料とするバイオジェット燃料で、世界中の空の旅を楽しめる日もそう遠くないことでしょう。