ミドリムシと食物連鎖の関係

ミドリムシの大量培養はとても難しいとされていました。それはミドリムシが高栄養でかつ微生物であるために、食物連鎖の最下層に位置し、培養するそばからすぐに他の生物に捕食されてしまうためです。
しかし、それは食物連鎖の上位に胃位置する生物でも、間接的にミドリムシを食べていることにっもなり、ミドリムシなしでは現在の食物連鎖は成り立たなくなってしまいます。

 

ミドリムシは、動物性、植物性、そして固有の栄養素を持っているため、食物連鎖上位の生物が直接食べても何の問題もありません。それどころか、人間が生命活動を維持するためには、空腹感などを別に考えれば、ミドリムシのみを摂取するだけで十分なのです。

 

そのため、ミドリムシを人間の健康維持や二酸化炭素の吸収力を利用した温暖化対策、バイオ燃料の生産など、あらゆる分野に役立てようと研究が進められてきました。

 

その研究の中でも一番困難だったのが大量培養です。ミドリムシのもつ生物や環境に有効な機能は分かっていても、それを実用化することは困難を極めていました。特に屋外で大量栽培できないということが最大のネックでした。

 

屋外で培養するとミドリムシを捕食する他の生物が侵入し、せっかく培養したミドリムシを食べてしまうからです。そのため、他の生物が入り込めない閉鎖空間での培養しかできないと考えられていました。

 

 

さまざまな技術とノウハウを組み合わせて、他の生物が生存できず、ミドリムシだけが生息できる環境を作り上げ、屋外での大量培養に成功しました。